「枠、そして塗り初め」の巻
土間からの入口の枠に柿渋を塗って乾かしておく。
その間に2つの窓枠を作る。
壁の精度が高ければ枠を作ってからはめこむけど、微妙なので一枚ずつ取り付けていく。
寝室の窓は注文がまだなのですんなりオッケー。
もう1つの窓もだいぶ丁寧に壁を作ったのでそんなに誤差はなかったけど、採寸間違いで短く切り過ぎたりして手間取った。
これで窓枠は完了。
まだ石膏ボードを貼っていなかったところなどを施工して、次は土間からの入口枠を取り付ける。
今日は雪がチラつくくらい寒いのでまだ柿渋が半乾きだけど、まあオッケー。
と思いきや、間口がガラス戸のサイズより小さくて枠が入らない。
やむなく壁をばらして間柱を5mm移動させる。
ガラス戸は枠が出来てから採寸して注文する方が無難、という教訓を得つつ、やっと枠が付いた。
幅広の枠が入口感を漂わせている気がする。
また掃除をして、壁の下塗りの準備をする。
けいそうファインプラスターというのが下塗り剤。
水と合わせて練ってから30分程おいておくと説明にあるので、混ぜておこうと水と剤を入れて混ぜはじめた矢先に、電動ドライバーから火花が散った。
借り物なのに、無茶してすいません。
手動で混ざったので、外したドアの取っ手を付けた板に剤を載せて、コテで塗っていく。
まずはボードのつなぎ目から塗って、ファイバーテープをそのラインに貼る。
綿壁にも直接塗っていく。
コテが重くて、かなり厚くなってしまう。
剤が足りなくなる予感。
自分は左官屋だと思い込むことで、脳内の何かが分泌されて動作に無駄がなくなり、気付けばあっという間に下塗りが完了していたらいいなー、とか思いながら塗っていたら、本当に段々ハイになってきて、最初に比べたら相当うまく塗れるようになった。
ただ妄想と違うのは、ひと部屋の綿壁部分だけを塗って3時間も経っていたこと。
これは現実か。
気付けば深夜2時。
今日はめちゃくちゃ寒いし、ストーブの側に座ったらもう立つ気になれない。
でも塗りの作業は新鮮さもあるしハマれそうな気がするので、明日の作業に備えて立ち上がって、そして寝ます。
今日はこれで終了〜
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